ドラマ「奇跡の動物園」を見た。 | えんじぇるの言の葉。

ドラマ「奇跡の動物園」を見た。

ポニーキャニオン
奇跡の動物園 ~旭山動物園物語~

ただ動物がいるだけ、の動物園のイメージを打破した旭山動物園の実話だそうで。

とは言え、動物園なんて所にほとんど行ったことのないえんじぇるには、
そんなイメージすらあまりわかないのですが(^^;。


1986年、北海道旭川市旭山動物園は存続の危機を迎えていました。
開園当時は日本最北端の動物園として来場者数も増えていったものの、
当然それはいつか頭打ちになり、やがては減少傾向になるもの。
パンダやコアラなどの珍しい動物がいるわけでもなく、
年間気温差50度の旭川では、動物の体調維持もただでさえ大変だったり。

そんな中、新人飼育係兼獣医として配属されたのは坂内(ぐっさん:山口智充さん)。
動物好きの彼は、野生動物を檻に閉じ込める動物園そのものに疑問を持ち、
早々に何だかやる気のないような園長(津川雅彦さん)と衝突。
でも、「辞める前に面倒を見てみろ」とベテラン飼育係(伊東四郎さん)に、
保護されたばかりの子クマの飼育を命令されます。
自信満々の坂内でしたが、いつまでたっても子クマは餌を食べることもなく、
結局、三ヵ月後には他の施設に引き取られることに。

観客が減るばかりの動物園のテコ入れとして、
遊園地との融合施設に変身してみるも、
今度は当時動物園での感染例のなかったエキノコックスによって、
旭山動物園はさらに存続の危機にさらされます。

そこで坂内を初めとする飼育係は動物の「野生の姿」を見せる、
夢の動物園を考えます。
慣れないながらも動物の説明をしてみたり、
動物の新しい見せ方を考案し始めるのでした。


思えば、えんじぇるが動物園に行ったのはオミズを始めてから、
お客さんに連れて行ってもらった時の一回のみ(笑)。
しかも、当日は雨で他のお客さんが少ないと同時に、
見れなかった動物も多数でした(^^;。

なにせえんじぇるの田舎には動物園がなかったので(笑)。

でも、動物園ってやはりなんだかワクワクする所。
動物の色んな姿が見れるんじゃないかって。

ところが実際は、ただぐたーとしていたり、
狭い檻の中にいる以上、それが本当の動物の姿なのかはわからない。

そのジレンマを解消し、
なおかつエンターテインメントとしての動物園の在り方を提示した旭山動物園。
話中でもありますが、実際に入場者数日本一の記録を作ったそうで。
最北端の旭川までお客を呼んだのですから、
その新しいカタチの動物園の実力ありきってところですね(^-^)。

もちろん、設定上、多少は現実との差異があるそうですが、
ドラマは概ね現実に即しているのではないかと。


どこかで聞いたことある声だなあと思っていたら、
若い飼育係の男の子は今やっている月9ドラマ「のだめカンタービレ」で、
オカマキャラの「真澄ちゃん」役(ティンパニ)の小出恵介くんでした。
う~む、役者さんってほんとすごいです(^-^)。

SPA!編集部
旭山動物園の奇跡

↑ドラマとしてはこれが原作のようですが、
旭山動物園の物語の本は多数出版されています。