「ブラックダイアモンド」を見た。
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あ、この人がDMXって人なんだっけとのん気に見始めたえんじぇるだったのです(笑)。
ってか、未だにえんじぇるにはジェット・リー=リー・リンチェイだってことも信じられなくて、
髪の長いジェット・リーはどーも好きになれないままでした(^^;。
だから、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ」も、「ロミオ・マスト・ダイ」も、
「HERO」も「ダニー・ザ・ドッグ」もえんじぇるは見たことがありません。
唯一、「ザ・ワン」を見たことがあるくらいで。
ジェット・リーって名前同様、何気にブルース・リーに似ているんですよね。
悲しみながら戦っているというか、嫌そうに戦っているというか。
ですから、この映画でも「俺はできれば戦いたくなんかないんだ」というスタンスです。
窃盗団のリーダーのトニー(DMX)は仲間たちと、
金庫から「ブラックダイアモンド」と呼ばれる黒い石を盗み出すのですが、
そこで謎の男スー(リー)から「それには手を出すな」と警告されます。
もちろん、そんなことは気にしないトニーはブラックダイアモンドを持ち帰ります。
ところが、そこに別の犯罪組織のボス・リン(マーク・ダカスコス)が現れ、
「そのダイヤは俺のもんだから渡せ」と言ってきます。
ブラックダイアモンドの秘密に興味を持ったトニーでしたが、
その分析を頼んだ中古武器屋(トム・アーノルド)の所から、
ブラックダイヤはまた別のグループに強奪されてしまいます。
実はスーは台湾の諜報部員で、
「BD(略)」は台湾で新開発された、扱いやすい濃縮ウランだったのでした。
素手で運べるし、エネルギーも取り出しやすいという超スグレモノ。
そこにリンからトニーへ、「お前の娘を誘拐した」との通告。
トニーは娘、スーはダイヤを取り戻すために、互いに協力することを誓うのです。
ブラックダイヤの行方は?
そして、ブラックダイヤの秘密とは?
、、、ってところで。
「マトリックス」と同じ、ジョエル・シルバーのプロデュースだということは、
どこのサイトさんでも書いてるし、作品自体のウリ文句なのでしょうが、
もっと近いところでスティーブン・セガール主演の「DENGEKI」との類似点が多いです(笑)。
DMXをリーダーとする犯罪グループで、仲間にアンソニー・アンダーソンという黒人さん。
「DENGEKI」では警察内部の犯罪を暴き、
無実の罪で投獄されている弟を助けるという目的で活動していることに対し、
この「BD」では犯罪グループには違いないですが、
敵に拉致された娘を助けだすことを目的にして、
ラストでは「そろそろ潮時だから、真面目に生きることに決めた」と改心しています。
まあ、それも「ハリウッド映画のお約束」の一つなのですが(^^;。
(↑クレーム来るとかなわないので詳しくは書きません)
さらに「DENGEKI」ではセガールに情報を与えるキャスター(レポーター)役で、
この「BD」では中古武器の販売をしていて「BD」の秘密を探った男の役で、
同じトム・アーノルドという役者さんが出ています。
ちなみに監督もアンジェイ・バートコウィアクという同じ人だったりします(笑)。
主役のスティーヴン・セガールとジェット・リーも東洋の匂いを感じさせる部分で、
わりとはみ出し者の刑事と、異国で活動している諜報部員という風に、
役回り的にも近いものがありましたね。
やはり監督さんのお気に入りというか、「チーム」ができていて、
メインの主役を迎えての映画作りをしたのか、逆に予算の都合でそうなったのか。
とにかく、そのおかげかチームワークは良いのでしょうね(^-^)。
どちらにしても、「DENGEKI」も、
この「ブラックダイアモンド」もそこそこの佳作だと思いました(^-^)。
銃撃戦もあり~の、警察とのカーチェイスもあり~の、
金網デスマッチ(違)もあり~の、でアクション映画の王道シーンは全ておさえてあり、
さらにラスト前の、同時進行の三組のバトルシーンは圧巻でした。
ただ、オフロードバギーってあんなにスピード出るのかなあと疑問だったり。
パトカーもオフロードバイクも追いつけないんだもの。
まあ、珍しいカーチェイスシーンではあったのですが(^^;。
ラストのラスト、スー(リー)がリン(ダカスコス)にとどめをさすシーンも、
何気に納得がいかなかったりはします。
「おいおい、それを使っちゃいけないでしょう?」って思っちゃいました(笑)。
逆に考えれば、それもスーの、
「なるべくなら戦いたくない」というスタンスの表現かも知れませんけど(^^;。
そうそう、この映画での悪役をしているマーク・ダカスコスなのですが、
えんじぇるは一体どこで見たんだろうかと考えちゃいました(笑)。
で、結論としてはちらっと見ただけの「クロウ(2?)」と、「DR.モローの島」のリメイク「D.N.A」、
後は「ジェヴォーダンの獣」でお会いしているようです。
ちなみにどなたかのファンサイトによると、ハワイ出身、
両親は共にマーシャルアーツのチャンピオンだそうで、
それでジェット・リーと戦っても遜色ない感じになったのかな。
余談ですが、
この映画でのマーク・ダカスコスって、渡辺裕之さんにそっくりだと思いませんか?
もしかすると、途中で入れ替わってもわからないんじゃないのかなあ(^^;。
さらに余談ですが、序盤でトニー達が金庫を襲う時に、
警備員の気をそらす役を女性の仲間がしようとするのですが、うまくいかず、
その警備員がゲイだと気づいて、男性の仲間(アンダーソン)にバトンタッチするシーンがあります。
アメリカらしくて良いなあ、と思っちゃいました(^-^)。
てなわけで、この「ブラックダイヤモンド」と「DENGEKI」を、
できれば続けて見たりすると面白いかもと思ったえんじぇるでした。
もしかすると、もっと共通点があったりして?(^-^)
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- DENGEKI 電撃 特別版
↑「こともなげ」に表情を変えずに戦うセガールさん、
先日は「バリバリバリュー」で娘さんと共演してましたね。